第2回

タンタンタン、ぽん!(トマスおじさん登場!)

トマスおじさん:

オウ、寺陀 某、オッハ~、グッド・モ~ニング。

寺陀 某(なにがし):

トマスおじさん:

あっそ~、天国では朝になったばかりだもんね。天国と下界との時差の違いかな?

寺陀 某:

へ~、天国と下界で時差があるとは初耳でんなぁ。ところで、“タンタンタン”という音がしましたが何の音でっかね?

トマスおじさん:

フム、な~に階段を下りてくる音じゃよ。

寺陀 某:

ええ~っ、階段を下りて来たんですか?それも天国から!

トマスおじさん:

オオ、そうなんじゃよ、もっともこれにはチョイトばかり事情があってのう。

寺陀 某:

はて、その事情とはいったいなんでんねん?

トマスおじさん:

いや~、実はのう、その~(いいにくそうに)、なんじゃよ、あの~、例の閻魔大王様がじゃな、前回のこの「超舌!時事放談」にワシが登場した時のシチュエイションについてクレ~ムをつけてきなさったのよ。

寺陀 某:

へ~、それはまた何と言われたんですか。

トマスおじさん:

それがのう、例のあのシレ~ッとした表情でな、「トマス殿、おぬしはいつから中国人になったのじゃ?」と聞いてきたんじゃよ。それも嫌味たっぷりの言い方でな。

寺陀 某:

へ~、で、閻魔大王様の言いたい真意はなんでんねん?

トマスおじさん:

つまり閻魔大王様がかつてご登場した時のシチュエイションをワシがパクッたとおっしゃりたいわけよ。ホラ、パクリは中国人の十八番じゃろ。

寺陀 某:

やっぱりね、アッシも前回トマスおじさんとお会いした時にアレッどこかで見たことがある舞台設定だなとは思ったんですがね。なにやら黒雲は出てくるし、雷鳴が轟いて来るし、こりゃ~、閻魔大王様のご登場かなっと一瞬思ったら、あにはからんや、トマスおじさんだったのですよ。

トマスおじさん:

いや実はのう、あのシチュエイションは、えらく格好良いし、迫力も満点で、ワシとしては一度だけでも是非真似してみたかったんじゃもんね。な~に一度ぐらいならバレはせんと甘く考えていたんじゃが、しっかりバレてもうたがな。いやいや、悪いことはできんもんじゃな。

寺陀 某:

そもそも相手が悪すぎまっせ。あの泣く子も黙る閻魔大王様でっからね~。

トマスおじさん:

そのとうりじゃよ、ほんでじゃな、この『天国への階段(Stairway to Heaven)』を使うことにしたんだもんね。ちょうどタイミングよくこの曲がロサンジェルス地方裁判所で盗作ではないと裁定が出たもんでのう、ちょうどよかったんじゃよ。ほれ、この曲はあのハード・ロックバンド、「レッド・ツェッペリン」の天才ギタリスト、ジミー・ペイジとあのバンドのボーカリストであるロバート・ブラントの二人で作曲したものであり、今回の裁定によってわが大英帝国の名誉が晴れて守られたっちゅうことになったので堂々とこの『天国への階段』を使って天国と下界を行ったり来たりできるようになったってわけなんじゃナ。

寺陀 某:

な~るほどね、よ~くわかりましたが、一つだけ質問がおわす。

トマスおじさん:

ふむ、なんじゃらホイ、言うてみい。

寺陀 某:

この階段では行くのにしても帰るのにしてもエラク時間がかかるんとちがいまっかね、それに失礼ですが御年でもあることですし相当お疲れになるんでは。

トマスおじさん:

ウン、そうくるとおもったわい、じゃがその心配は“無用の助”なんだもんね。というのはじゃな、ソモソモこの『天国への階段』は途中から超高速エスカレーターに切り替わる様になっておるんよ。だから、今日もアットいう間にここにご到着っちゅうわけじゃ。イッヒッヒッヒ。“文明の利器”ってやつはホンマニ便利でいいのう(してやったりの表情で)。

寺陀 某:

しょせんこのウェブサイトはバーチャルの世界だからなんでも有りってわけか(苦笑)。

トマスおじさん:

(惚けてソッポを向きながら)、ところで寺陀 某よ、そろそろワシとお前さんの持ち舞台である「超舌!時事放談」を始めるとすっかのう。

寺陀 某:

へいっ、そうしましょう。

トマスおじさん:

それでじゃな、今日は実は最初にお前さんに謝らなければいかんぞなもし。

寺陀 某:

ヘッ、なにをですか?

トマスおじさん:

うん、実は前回ワシが申し述べたあの天津大爆発についてなんじゃが、一兆五千億円の損失を出した日本企業は「伊藤忠」のような書き方をしたが、あの巨額の損失を出したのは「イオン」なんじゃよ。これは間違えたワシのミスじゃけん、ここに平に謝ることにするわいな、本当にゴメンちゃい。許してタモレ。

寺陀 某:

はい、よ~くわかりました。でもねトマスおじさん、「イオン」を中国に引っ張り込んでドンドン投資させたのは「伊藤忠」ですからね。責任が全然ないわけじゃあないと思うんですがね。それに「イオン」は国内の方の商売もちょっと振るはないし、その一兆五千億円の損失が命取りにならなければよろしいんですがね。どうせあの国は損害賠償など、全く望めませんからね。

トマスおじさん:

そのとうりなんじゃが、まあ、ヤバくなったら、「伊藤忠」が何とか救済するじゃろうがな。

寺陀 某:

そうだといいんですけど。先頭に立って日本企業にドンドン中国への進出や投資をリードしてきたのは「伊藤忠」だし、ちょっとこの商社は自らも中国にのめり込みすぎですがね。「イオン」もチャイナ・リスクを甘くみたツケが回ってきたということですかね、つまり自業自得ということになるんでっしゃろうか?(苦笑)

トマスおじさん:

ところで寺陀 某よ、その話は置いといて、今回の主題は沖縄の件なんじゃがのう。

寺陀 某:

オット、やはりきましたね。

トマスおじさん:

ふ~む、しかし酷いもんじゃのう。

寺陀 某:

例の辺野古の問題でっかね?

トマスおじさん:

いやそれだけじゃなくて、米軍北部訓練場の[ヘリコプター離着陸帯建設工事]の件じゃよ、それはそれは酷いもんじゃて。要するに沖縄の基地反対運動全般にいえることなんじゃが。

寺陀 某:

何がそんなに酷いんでっかね?

トマスおじさん:

なにがって、バリケードを築いたり、道路を封鎖したりして活動している連中のことじゃよ。

寺陀 某:

あ~、あの沖縄の地元民のことでっかね。

トマスおじさん:

おいおい、それがとんでもないんじゃよ。あの活動している人間達のおよそ70%が地元民ではないんじゃよ。

寺陀 某:

げ~っ、なんですかソレ。じゃあイッタイ何ですか?

トマスおじさん:

地元民ではない70%のうちのそのまた30%以上がなんと中国人と韓国人なんじゃよ。挙句の果てに残りの40%は、その大部分が極左暴力集団のメンバーじゃよ。ワシが雲の上から見たところ、今まで何回も見た顔が何人も参加しておったがな。

寺陀 某:

そんな~、まさか~、嘘でしょう?

トマスおじさん:

いや、決して嘘なんかではないわい。それどころかワシは実際に現地へ行って見てきたんじゃわい、挙句の果てに、これらの中国人と韓国人の中にはなんと二十名ほどの中国の工作員が紛れ込んでおって盛んに煽動してるのじゃ。

寺陀 某:

ひゃ~っ、そりゃ~大変だ~。つ~ことは極左暴力集団と中国の工作機関とは繋がっているっつ~ことか。でも昔は極左暴力集団は共産主義のソ連と繋がっていたし、それが今では中国凶惨党と繋がっていても不思議ではないし、寧ろ大いにあり得ますよね。なんせソ連は崩壊しちゃったんだから。

トマスおじさん:

お前さんも満更バカでもないらしいのう。ワシもホッとしたわい。そんでじゃな、しかも問題なのは、[琉球新報]などの報道の仕方じゃよ。道路を封鎖されて怒っている本当の沖縄の地元民を非難し、封鎖している中国人や韓国人を後押しするようなことを紙面に書いておるのじゃ。おまけに、この中国人や韓国人や極左暴力集団のメンバーを地元民であるかの様な書き方をしておるのじゃよ。現場へ行ってみればすぐわかるのじゃが、こいつら中国人や韓国人は日本語も片言しか喋らんけんすぐわかるわいな。それに、米軍基地近くに違法に建てられたテント内にはハングル文字や中国語でしか使われない漢字で書かれたプラカードや横断幕などが有り、とにもかくにも反対運動をやっちょる基地周辺は異常空間と化しておるのじゃ。そんなこんなで地元民は非常に怒っておるのじゃよ。

寺陀 某:

つまり、これらの妨害活動は沖縄県民の総意などでは決してないってことですね。

トマスおじさん:

そのとうりじゃ!!(ハタと膝を手で叩いて)とにかく現地に行けばわかるのじゃ。沖縄の基地反対運動の殆どが作為的に作られているものであり地元民の総意などでは決してないのじゃよ。

寺陀 某:

確かにアメリカ軍関連の不祥事には、あっしも怒りを感じますし、これについて沖縄県民が怒るのはよ~くわかります。アッシもそれらの悲劇には同情の念を禁じ得ませんぜ。だからといって、こんな異常な基地反対運動をやってよいということにはなりませんぜ。ナンでも暴力を振るわれて警察に被害届を出した男性や女性がいるそうですが、しかし他のメディアは一体何を取材しているんですかねぇ~。

トマスおじさん:

中国凶惨党の毒に犯されておる新聞やTVや他のメディアも多いからのう。日本のメディアには“報道しない自由”が罷り通っておるしのう。それにしても反対派のやり口もエゲツないわな。ファック・ユー、とか死ねとか、聞くに堪えない罵声を浴びせたり、体をぶつけてきたり、アメリカ兵の家族や本当の善良な沖縄の地元民が被害にあっておるのじゃよ。これらの妨害は沖縄県民の総意などでは全くないんじゃよ。なぜ、沖縄県警はあれを放置しているのかいな。それにしても「琉球新報」もひどいもんじゃのう、事実を報道しておらんのよ。偏向報道どころの話ではないわい。沖縄は“閉ざされた情報空間”じゃからのう。このように酷い妨害活動の真実が県民に全然伝わってないっちゅうわけよ、それにしても、この新聞は完全に沖縄県民を甘く見ておるし、ナメてるとしか思えんのう。しかし、あの沖縄県の翁長知事はこの実情を知っているはずじゃろうて。恥ずかしくないのかのう。

寺陀 某:

おそらく中国人や韓国人の存在も工作員の事も知らないわけがないでしょうよ、そのうえで、あの知事はこれを黙認しているってことでしょうか?

トマスおじさん:

それは大いに有り得るな。とすれば、やつは中国凶惨党の手先か準工作員と思うしかないのう。典型的な“媚中タマ”っちゅうことじゃな。どちらにしろ手遅れにならんうちに、いいかげん日本人と沖縄県民よ、目を覚ませ!ということじゃな。では寺陀 某よ、またな、次回会おうぞ。じゃあな~。

(パッと身を翻してタンタンタンと『天国への階段』を上って次の舞台に備えるために、コスチュームを取りに一端天国へと舞い戻るトマスおじさんでした。)